【雑記】中華鍋の取手を工房に作ってもらいました

年代物の両手中華鍋の取手が壊れた

一昨日よりテイクアウトのみで営業を再開させていただき、さっそくおなじみのお客様のお顔とか拝見できて、ようやく久々の営業の実感がわいてきました。とはいえ、まだまだ感覚戻ってなくて調理やサービスがバタつき気味ですけど(笑)
本日と明日はお休みをいただいてます。

先日営業再開に向けてあれこれ清掃やメンテナンスをやってた時に、メインで使っている中華鍋の一つ、両手式鍋の老朽化していた取手部分が割れて外れてしまいました。

両手中華鍋 旧

ボクが使ってる中華鍋は片手式と両手式の2つとも母親が若い頃から使ってたという年代物を譲り受けたもので、自宅で使ってた頃からずーっと使い込んできたものなんです。

おそらく母親が30~40代くらいには使ってたものなので、もう50~60年物とかになるのかなぁ(^-^;

で、本体自体はまだまだメンテナンスすれば使えるものなので、交換できる取手を探そうかーと思ったんですが、いつも通ってる道具屋筋の金物店にはそれらしい取手はなく(お玉杓子の柄とか雪平鍋の柄なんかはあるんですが)、ネットでググってみてもまったく出てこない。

で、よくよく調べてみたら、現在は木製の柄がついた両手中華鍋って存在しないんですね💦
金属製かプラスチック製しかないみたいで。
あぁ、もう取手部分だけ購入することはできないのかぁと理解したものの、本体自体はまだしっかりしてるのに捨てるのはもったいない!って思ったら逆に何とか取手部分をものにしたいーという欲求がふつふつと。
とにかく今手元に残ってる片方の取手部分を元に造作してくださる業者さんを探すしかない!と、「木製 取手 製作…」とかの検索ワードであれこれググって格闘すること数十分(>_<)
ようやくそんな要望に応えてくださりそうな工房さんを発見しました♪

オーダー家具・生活雑貨・小物のオリジナル製品を製作してくださる工房-木糸土(もくしど)さん

見つけたのは静岡県伊東市に工房をかまえられる「木糸土 mokushido」さん。

木糸土

今回お願いしたい取手パーツの大きさは長さ8センチ、直径2.7センチほどの小さなもの。
それに今後の予備ストックとして製作をお願いするとしても必要な数量は数個程度です。大きなロットで木製パーツを製造してくれるメーカーさんはあってもこれだけの小ロットなのでダメもとで相談だけでもーとお問い合わせさせていただきました。

そしたら、”製作は可能だと思います。現在とても忙しく製作には1ヶ月ほど見て下さい。…”とのことで、2個1セットだけならそれよりも早めに対応できますよーとの連絡もいただけました。
おお何て親切なんだー!(^^♪

お見積りも納得の価格だったし、さっそく古い取手の写真と、採寸した長さ・直径などをお伝えして製作をお願いしました。

製作が完了した新しい取手パーツが届く

ご連絡いただいたとおり、2週間余りで新しいパーツを製作して納品してくださいました。

新旧の取手

右側が昔からついてた持ち手部分、左側が納品いただいた新しい持ち手です。
新しい方はマットな仕上がりですが、クルミ油を塗り込んでくださってるということでサラサラした触り心地も気持ちいい感じです♪

さっそく新しい木ネジで鉄鍋に固定してみましたが、もちろんサイズぴったり!

見事にお袋から譲り受けた両手中華鍋はまた復活したのであります。
本当に一生モノの中華鍋になりそう(^^)

お忙しい中をこんな小さなパーツのためにお時間を割いてもらい、しかも本当に丁寧に作り込んでくださってちょっと感激でした!

例えば木材や仕上がりにこだわりたい木製家具のオーダーメイドや、店舗のイメージにあった什器・家具の製作など、長く大切に使いたい家具を作ってもらえたらいいだろうなぁと思います。